
一日中、'なんで、○○は××?'の質問攻めにうんざりしていらっしゃる方、ぜひどうぞ。
ルース・クラウスさんといえば、「鼻をくんくん」。
モーリス・センダックさんなら「靴があったら どうするの?(靴があったらなにをする?)」
も絵の担当ですが、おしゃれなナンセンスの本。どちらもオススメ。

森のはずれのおおきなヤナギの木のある家に、デイヴィッドという少年が住んでいる。
「夜になるとデイヴィッドは、空をとぶことができました。
昼のあいだは、飛べないのです。
自分が飛べるということを思いだすこともありません。
詩人ジャレルの遺した最後の子どもの本である『夜、空をとぶ』は、センダックの「もっとも真摯でもっとも冴えわたった世界」を具現した絵本の代表作の1つでもある。
夜にだけ空をとべる少年は、月の光のなかになにを見、なにを発見したか?
森のフクロウは、少年になにを教えてくれたか?
子どもも大人も1度読んだら忘れられない、詩的ミステリーにみちた絵本の傑作。

ラインハートのしかけの特徴は、動きにあると思います。
ページを開くと、まるでアニメーションのように、コミカルな絵柄の吸血鬼が腕を振り上げたり、ミイラが蓋を持ち上げながら現れる!
ラインハートの本には、他のしかけ絵本にはない驚きがあります。
さらにイラストは『かいじゅうたちのいるところ』のモーリス・センダックという豪華さ!
ただただ素晴らしい...。

女の子が、お母さんへのプレゼントを、うさぎさんに手伝ってもらって探します。
赤いもの、黄色いもの、緑のもの、青いもの。
ストーリーは単純ですが、可愛いだけのファンタジー絵本でないことは、「うさぎさん」が小さな可愛いウサギちゃんとして描かれていないことからも明らかだと思います。
「うさぎさん」は女の子の恋の対象のようです。
たわいないようなおしゃべりの繰り返しも、実はスリリングな恋の駆け引き。
森の中を歩く二人は小さな恋人たちのよう。
こんな優しいうさぎさんなら女の子はみんな恋をするのではないでしょうか。
小さな女の子にも楽しく読めて、大人にはちょっと甘酸っぱい絵本です。

確か小学校1年生くらいの頃、家の隣にあった図書館の絵本コーナーで出会いました。
なんとも不思議な魅力を持つ本で、(私は毎日図書館に通っていたのですが)、行く度に必ずこの本をよむようにしていました。
モーリスセンダックの本は「かいじゅうたちのいるところ」をはじめとして児童書の中でも大変価値の高いものだとされています。
実際に価値のあるものだと思います。
子どもの頃、センダックの偉大さを知らなかったにもかかわらず、センダックの書いた本すべてと幸せな出会いをしました。
彼の作品の中でもこれはマイナーで少し宗教色の強いもののような気がしますが、やはりオススメです。